長く使用していく家具は、独自のアンティーク感を味わうことができます。代々受け継がれてきた家具を使用するということは、地球環境にも良好とされているため、不要とならない限りは長く使っていくことが求められています。ただ、唯一注意したい点としては故障を起こしやすくなってしまうということです。住宅内部に置いておく場合に、日焼けと湿気には気をつけておかなければなりません。タンスやソファを部屋の壁際にぴったりと設置されているご家庭が多く見受けられますが、この置き方は湿度を充満させていることをご存知でしたか?壁際に接しているとそれだけで空気の循環が行われないため、設置面積に含まれる湿度はなかなか除湿できないのです。あらゆる家具の中でも、特に気をつけていただきたいのが桐たんすです。桐たんすを新たに購入される方、または両親から受け継いでいる方も、使用方法は守っていきましょう。桐たんすは呼吸を行う家具となりますので、先ほどのような湿気対策は十分に行わなければなりません。必ず壁際から5センチ程度は離しておき、直射日光や冷暖房の風を受けない場所に置いておくことを守りましょう。桐たんすの素晴らしい機能として、中に入れている衣類を湿度から守る効果があります。桐たんす自体が湿度を吸うことで、開閉部分をしっかりと閉めてくれているのです。せっかくの機能を有していても、故障を起こしてしまえば修理が必要となります。置く場所には注意をして、月に1回は木目に沿って乾拭きをしてあげましょう。もしも不具合を感じた際には、今後も長く使用していくためにも、桐たんすを修理に出すことをお薦めします。