桐たんすの人気は高いので、多くのご家庭で桐たんすが使われているのではないかと思います。確かに、桐たんすは約100年ほどの寿命があるので、「長く使い続けるならやっぱり桐たんす」と思う方が多いということなのでしょう。 でも、いくら長持ちする桐たんすだからと言って、あまり過信するのは禁物です。桐たんすも注意しないと、見た目が悪くなってしまう恐れがあります。 例えば、皆さんの中で、濡れた手で桐たんすを触ったり、湿った物を引き出しの中に収納したりしていませんか?桐たんすにとって湿気は天敵です。桐たんすに湿気が付着すると、カビが繁殖してしまう原因になります。カビが繁殖すると、表面が変色するので、見た目が悪くなってしまうのです。 中には、気にせずそのまま使い続けている方もいらっしゃるかもしれません。でも、人によってはカビアレルゲンを発症することがあります。カビアレルゲンは鼻炎や喘息といった症状があるのです。 もし、既に桐たんすを変色させてしまった方は、早いうちに桐たんすの修理に精通した職人さんに相談すると良いでしょう。ご自分で対処するという手もありますが、上記であげたカビアレルゲンのこともあるので、職人さんに頼るのが安全だと思います。