桐たんすは木目が美しいだけではなく、防虫性が高いため日本では古くから家具としてよく使われております。また桐たんす全体が湿度を調整する機能を持っています。湿度が高くなると膨張して湿気を防ぎ、乾燥すると湿気を発散するという性質があります。そのため桐たんすの内部は一定の湿度に保たれため、高温多湿の日本にはぴったりの家具だというのが分かっていただけるのではないでしょうか。桐たんすは長期間利用することができるので、丁寧に扱いたいものです。桐たんすを設置する時は、水平になるように置くことが大切です。傾いた場所に置くと、桐たんすが歪んで扉や引き出しの開閉がスムーズに行えなくなる可能性があります。また桐たんすは呼吸をしているため、壁から約5センチメートルは離して設置するのが良いでしょう。裏側からも空気が流れるようにします。エアコンや暖房器具からの風が直接あたると、桐たんすが変形してしまうことがありますので、風が当たっていないか注意しましょう。桐たんすを触るときは、濡れた手や汚れた手で触らないことが必要です。変色やシミができてしまう原因になります。もし変形したり壊れてしまったら、桐たんすの修理を業者の方に相談するのが良いでしょう。しっかりメンテナンスを行うことで、桐たんすは長期間利用することができます。