桐たんすを長く、良い状態で使用したいと考える人にとってお手入れは欠かせません。では具体的にどのようなことに注意して桐たんすを使用すればいいのでしょうか。そもそもですが、桐たんすを置く場所や置き方にも気を付けなければなりません。桐たんすをお部屋に置く時には必ず水平を保つように置きましょう。水平でない場所に置いたまま使っていると、たんすが歪んでしまう原因になります。また、桐たんすは呼吸をしているので壁から少し離して隙間を作り、空気がよく通るようにしてあげることも大切です。桐たんすには冷暖房の風、直射日光、ヒーターなどの火気を近づけるのもいけません。このようなことが原因で桐タンスが変形してしまうことがあるからです。以上は桐タンスを置く上での注意点ですが、使用するときにもいくつか注意したいことがあります。ひとつは、引き出しを使う時は必ず両手で金具を持つこと。。濡れた手で触らないこと。湿ったものを桐タンスの中に入れないことなどです。特に、着物を収納する時には風通しをしっかりして汗や湿り気がすっかりなくなってから入れるようにしましょう。以上のことに気をつけて使えば、より長くきれいに使えるでしょう。