高機能であり、高価な家具としても知られる桐たんすですが、やはり桐たんすにもピンからキリまであります。桐の原産地やたんすの大きさなどによってもその値段は変化しますが、厚さによっても変化するということをご存知でしょうか。基本的には、桐たんすの厚さが厚いほど高額になります。具体的には、どのような厚さのものが取り揃えられているのか見てみましょう。
・並厚・・・厚さは2cmほど。普及しているものの中では、最も薄いものです。昔はこの厚さが普通だったため、古い桐たんすはこの並厚が多いようです。
・胴厚・・・厚さは2.7cmほど。現在の平均的なモデルで、費用と機能のバランスが良いです。
・胴丸・・・厚さは4cmほど。最も厚く、どっしりとした重量感が特徴です。厚みがあるため湿気の吸収量も多く、削りだしなどがしやすいため桐たんすの修理がしやすいというメリットもあります。
・大丸・・・厚さは4cmほど。全ての板の面が丸く加工されている最高級品で、なかなか目にすることはありません。
基本的には、桐たんすの板の厚さはこの四種類となっています。厚いものほど機能性に優れ、さらに桐たんす修理を何度も行う事ができますので、長い目で見れば高級品の桐たんすをご購入されるのもよろしいでしょう。