衣類を収納するためにおしゃれな桐たんすを買おう!と思っても、初めて桐たんすを選ぶ方にとっては、形も様々、値段もピンからキリまでで、一体どうやって選べばいいのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。例えば一着の着物をしまうのにも、桐たんすはその着物をどう収納したいかによって選ぶ形が変わってきます。ですので、まずはその目的をはっきりさせることが必要です。そして購入者にとって外せないポイントである桐たんすの値段ですが、横幅によって値段が変わってくるのです。よく、桐たんすの名前に◯尺◯寸などと書かれているのをご覧になったことがあるでしょうか。それは横幅を示しています。もうひとつ、桐たんすの値段を決める要素は本体の板の厚みです。この厚みは「並厚」「胴厚」「胴丸」「大丸」という4つに区分されることが多く、「並厚」は昔の桐たんすの標準的な厚さです。もっとも厚いのは「大丸」で、この厚みで作られた桐たんすは最高級の桐たんすとして百貨店などでもなかなか見ることができません。しかし、その圧倒雨的な美しさと存在感は、見た人の胸を打つものがあります。また、3番めに厚い「胴丸」は4センチの板厚があり、これくらいの厚みがあれば修理や再生も何度もできるのでおすすめです。