桐たんすが嫁入り道具の一つであるということはご存知でしょうか?現代の日本ではそもそも「嫁入り道具」というものの文化はあまり無くなりつつあるかとも思いますが、昔時の考えだと、嫁に入るときは「嫁入り道具」という形で持たされるものがいくつかあったのです。その中の一つが「桐たんす」です。桐はとても除湿性が高く、着物や衣服を痛みから守ってくれる非常に優秀な家具です。特に着物においては定期的なケアもそうですが、常日頃の保管方法も考えなければいけないところです。そこで桐たんすは昔から非常に優秀であったために嫁入り道具としても持たされるというわけです。しかし、やはりものであるということは変わりません。箪笥そのものは劣化してしまいます。ご年配の方では嫁入り道具として持ってきたタンスをまだまだお使いの方は多くいらっしゃるかとも思います。捨ててしまってはもったいないですし、そもそも思い入れの強いものです。捨てるという決断は出来ないことでしょう。そういった場合は修理をしてしまうほうがよいかとおもいます。近年の技術の向上により、傷んでいる部分などは修理が出来ます。修理、補強などいろいろ言葉はありますが、何よりそういったことをすることによって昔の輝きを取り戻せるでしょう。長く使っていくためにも検討してみてもいいと思います。