桐たんすは正しく使用すれば、100年以上にわたって使用できる立派な家具です。しかし、実際に桐たんすを使用したことがないという方は、その扱い方がわからないかもしれません。間違った扱いを続けていれば、桐たんすといえどあっという間に劣化し、見栄えや使い心地も悪化してしまいます。こちらでは、桐たんすの間違った扱いについてご紹介していきます。
・湿度の高い場所に設置する
高い湿度は、カビの発生や狂いを生みます。狂いが発生した場合は開閉に余計な力が必要になるため、傷みも早くなってしまいます。お部屋の換気は忘れないようにしましょう。
・重いものを置く
桐たんすは柔らかい素材です。そのため長時間重いものを載せていますと変形しますし、硬いものをぶつけたりひっかいたりしますと簡単に傷が付いてしまいます。
・油単の長期使用
油単は桐たんすを日焼けや汚れ、傷から守ってくれます。しかし通気性が奪われてしまいますので、長期間かけっぱなしになっていますとカビが付着することがあります。定期的な換気と共に、油単を上げておくようにしましょう。
他にもいくつかの注意点がありますが、基本的には湿度と傷に気をつけるようにしてください。しかし、どれだけ気をつけていても何らかのトラブルが発生する事があります。カビや害虫の発生に、日焼けやシミ。塗装の剥がれなど様々なトラブルが考えられます。もちろん、間違ったお手入れを行えば却って事態を悪化させる事にもなります。「正しい使い方がわからない」「お手入れの方法もわからない」そのような方は、桐たんす修理に強い業者に相談しましょう。親身に相談に乗ってくれるはずです。