桐箪笥を長く使うためにはどうしたらいいか、注意することはなにかを知っていると、大事に長く使うことが出来ます。桐箪笥には置き方も大事で、必ず水平な場所においてください。長年使うものですから、水平でない場所で使っていると、扉の開閉や引き出しの出し入れをスムーズに行うことが出来なくなってきます。その結果箪笥が歪んだり壊れたりする原因になってしまうのです。特に和室に置く時は注意が必要で、直射日光や扇風機の風が直接当たらないようにしなければいけません。桐箪笥というものは呼吸をしているので、箪笥の後ろも風が流れるように、5cmほど離して設置したほうがよいのです。桐たんすの上に物を置くと、地震などの際に物が落ちてきて怪我をする事があるので、出来るだけ物はおかないようにしましょう。冬場のストーブなどの熱なども箪笥が変形してしまう場合があるので注意が必要です。他には中にはいって遊んだり、力を加えるような事は避けたほうがいいでしょう。濡れた手で触れるのもシミや変色の原因になってしまいます。もし箪笥の中に虫を発見した場合は、虫害が拡大してしまう前に業者になんとかしてもらいましょう。どれだけ気をつけていても、長年使っていれば何らかの不具合が出てきてしまうものです。下手に自分で直そうとすると怪我をしてしまったり、余計に酷い事になってしまう事もあるので、修理業者にしっかりと診てもらうのが得策です。