桐箪笥といえば、無垢の桐の素材をそのまま使用しているイメージが多いと思いますが、焼桐を使用した桐箪笥も大変人気のある桐箪笥です。 焼桐とは、ワザと桐材の表面を焼いて、黒く変色させている桐のことです。 見た目には重厚感が増しますし、汚れや傷が目立ちにくくなります。独特の香りもするのが焼桐の特徴です。 また、焼桐は通常の桐よりも更に燃えにくいという特性があります。 桐材の柔らかいところと硬いところでは、焼け方に差が出るため、焼桐の表面には美しい凹凸が生まれ、それもより、焼桐箪笥の人気に拍車をかけているようです。 焼桐箪笥の場合、焼けているのは表面だけですので、桐たんす修理などで表面の削り直しを行うと、焦げた部分もまとめて取り去ってしまうので、無垢の桐箪笥になってしまう場合があります。この場合は、修理業者によって再び焼桐加工を行うことが行われますが、焼桐加工は大変高度な技術なので、事前に対応できるか確認しておきましょう。 また、普通の桐箪笥を、修理の際に焼桐箪笥にしてもらうことも可能かもしれません。事前に確認して、より長く使えるように桐箪笥の焼桐加工をしてみるのも良いでしょう。 桐箪笥の修理業者に悩んだときは、当サイト、桐たんす修理110番にご相談ください。