桐たんすは自然素材です。プリント合板などとは違い、色合いが年数を経るごとに徐々に変わっていきます。それを風合いと見るか劣化と見るかは人それぞれですが、やはり桐たんすの新品時代の色に戻したいと考える方も多いかとおもいます。また、水に濡れるとその部分がシミになって残るのも、桐たんすの特徴です。 しかしご安心ください、実は桐たんすの修理の中には「削り直し」というものがあります。削り直しは桐たんすの表面を薄く鉋掛けすることで、汚れた部分を一緒に取り去ってしまう方法です。これも、桐たんすが長く使える理由の一つで、プリント合板等の場合はこういった修理は難しいでしょう。 削り直した桐たんすの表面は、削り直す前と同じで桐としての特徴をきちんと備えていますから、機能的にも差異がないのも特徴です。 また、削り直したあとで更に塗装を行うなどして、汚れをつきにくくしたり、雰囲気を変えることで洋室に置いても違和感を少なく出来る場合もあるようです。 親子3代で使い続けることが出来るとも言われる桐たんす。お家の倉庫や屋根裏、和室の隅に放置されていませんか? 当サイトをご利用いただき、新品当時の姿を取り戻して、再び使い続けてみましょう。