桐は木目が美しく、長く日本人に愛されている木材です。湿気を通しにくく虫がつきにくいといった理由から洋服や貴重品の保管に適していて、桐たんすは100年使うことが出来るものなのです。しかし、桐たんすを長く使うには桐たんすのお手入れや使い方に注意をしなければなりません。今回は、桐たんすの使い方とお手入れ方法についてご紹介します。 桐タンスのお手入れは月に一度行う必要があります。柔らかい布で木目にそって乾拭きをしてください。家具用のワックスや濡れた布を使用するとシミの原因となってしまうので注意しましょう。月に一度、乾拭きを行うことで桐たんすをカビから守ることが出来ます。また、年に2、3度は桐たんすの中の衣類を陰干ししてあげましょう。 次に、桐たんすの使い方についてです。桐たんすを使用する上で注意することとして、強くこすらないこと、力を加えないことなどがあります。桐たんすに汚れが付いてしまうと擦って汚れを取ろうとする方がいます。しかし、これを行うと桐たんすの表面の塗装を取ってしまう恐れもあるため止めましょう。また、湿気の多い季節や部屋に桐たんすを置いておくと桐たんすが湿気を吸って大きくなることがあります。この影響で桐たんすが開けにくくなってしまうため、無理に力を加えて引き出しを開けるのは危険です。金具が破損することがあるため止めましょう。 このような点に気をつけることで、桐たんすを長く良い状態を保ちながら使うことが出来ます。万が一修理が必要となった時は早めに業者などに依頼して適切な修理を行うことが、桐たんすを長く使用するために大切となってきます。